『こまってる…？』

名前の文字数ってこんなにあるんだね。

というか今授業中…。







↓いろいろ偽装しますた((°Д°;)))

「困ってる、て見えた」
「え、何が？」

場所は食堂。もぐもぐと昼食を口に運びながらカナヘイがぽつりと呟いた。
その言葉にタダシは箸を止め疑問符を浮かべ聞き返した。
いきなりのことで意味がわからない。

「アレ」

カナヘイの視線の先は、お昼の国民的番組が映し出された液晶テレビ。
そこには名前の文字数が多い人を紹介するというコーナーで、はじめに五文字の人が紹介されていた。
その人は見た目優しそうなおじさん。ちょっぴり薄くなった頭に目がいってしまうが良い人そうなおじさん。
一見普通のおじさんなのだが、そこに冒頭の呟きの答えがあった。

「あー、こまつてる、は確かにこまってるに見え………奥さん、こまつてるよー？！」
「困ってると困ってるよだね」

タダシは驚きながら笑い、カナヘイも笑う。



これがいつもの日常。今日も平和だ。